拒食症と過食症!少しでも当てはまると思ったらダイエットは中止!
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拒食症と過食症!これ、わりと人ごとじゃないかも。特にダイエッター諸君!
アタシの周りにも結構、いたんだ。拒食症と過食症の人。
ごはんを食べたいんだけれども全然食べられない・・・。それとか食べちゃ吐いてを繰り返してしまう人。これってネットとかテレビの中だけの事と思っていたら大間違い。
拒食症と過食症ってフツーの人にもその影は忍び寄るもの。特にダイエッターは注意が必要よ。
マジで拒食症とか過食症のスパイラルに陥ってしまうとそこから抜け出すのは大変なんだから・・・
モデルに多い過食症と拒食症
アタシのママ友にモデルさんをやってる人がいた。
ママ友というか、その人とはライターの仕事を通して知り合ったの。クライアントさんからこういう記事を書いて!というオファーをもらった事があって、その記事は一人のモデルさんのライフスタイルを描くというものだった。
そのモデルさんがのちにアタシのママ友になった彼女。とても素敵な女性。アタシと同じ既婚で子供もいた。彼女と初めて会った時、世の中にこんなに素敵なママがいるんだとアタシは感動したものだ。
そして、同じオンナとして凄く共感が持てるって感じだったな。
アタシたちは仕事の場を離れても意気投合してずいぶんと仲良くなったの。何か、彼女とは全てにおいて価値観が同じように感じ取れて、知り合ってからそれほど時間は経っていなかったのにとても長い間、仲の良いトモダチ同士でいたような気がしてた。
モデルさんという職業の人と知り合ったのも彼女が初めて。
だからモデルさんがどんなに大変な仕事なのか、アタシは彼女を通して初めて目の当たりにした。とにかく体型はキープし続けないとイケナイ。
同じダイエッターとして彼女の苦労は理解出来たのだけれども、ひょっとしたら彼女からしてみたらアタシのダイエットなんか、まだまだアマチュアの部類だったのかもしれない。
なにしろ、モデルさんという職業は少しでも太ってしまおうものなら、もう二度と仕事は来ないのかもしれないという恐怖感といつも背中合わせ。それこそ死活問題だ。
モデルさんって過食症とか拒食症になってしまうケースが多いんだという事をアタシは初めて知ったの。
久しぶりに会った彼女は・・・
しばらく、アタシも忙しい時期があってね、彼女とは全然連絡が取れない事があった。
アタシも少し気になってたの。彼女、元気かな、どうしてるかなって。で、思い立ってスマホで連絡をして久しぶりに会おうという事になった。
けれども待ち合わせの場所に現れた彼女を見て、アタシは申し訳ないんだけれどもトンデモなく驚いてしまった。多分その時のアタシの驚きっぷりはストレートに伝わってしまったと思う。
何しろ、彼女はハンパなくガリガリになってしまっていたのだ。
決して以前はめちゃくちゃ細い方ではなかったけれど、それでもモデルさんだけあって世間一般の女性から比べたらスタイルは抜群の方だった。
その彼女がガリガリになっていた。お世辞にもキレイとは言えない姿だった・・・。
多分、自分の変わり果てた姿をアタシに見せたらどうしたの?って聞かれるという事は彼女も覚悟をしていたのだと思う。
彼女は自分の方からその変わり果てた姿になった理由を語り始めたんだ。
仕事が激減!その理由は太ったから??
なんでも、ある時を境にモデルの仕事が激減したそう。
それまでコンスタントに入ってきた仕事が突然入ってこなくなった。正直、その時彼女はパニックに陥ってしまったんだって。ある意味、自分に自信を持っていたから、その自信が音を立てて崩れて行くのが自分でも分かったそうな。
ふと鏡を見た時、以前に比べて太ったんじゃね?と気がしてしまった。
仕事が無くなったのはこのせいだったんだ・・・。そう確信した彼女はとにかくハードなダイエットを始めた。けれどもどんなにダイエットをしても体重は全然減ってくれない。
何かそう思うと気持ちだけが焦ってしまう。今にして思えば焦れば焦るほど冷静な判断が出来なくなってしまっていたとの事。
そんな中、ごはんを食べたらなんだか気分が悪くなって急いでトイレに駆け込んだ。そしてさっき食べたばかりの物を全部吐いてしまった。
この時、彼女はひらめいた。そうだ、食べたものを全部吐けばイイんだ、と。そしたら以前のキレイだった時の自分に戻れるはず・・・。
それからと言うもの、ごはんを食べた後は必ずトイレに行くのが当たり前になった。トイレに行けば思った通りに吐ける。その事で彼女は随分と気持ちが救われた。そんな生活を続けていたらみるみる間に体重計の数字は減って行くし。
けれど、気がついたらごはんを食べた後は吐かずにはいられなくなってしまった。
そしてついに自宅で倒れてしまったんだって。で、旦那さんに付き添われて病院に行ったところ、診断の結果は拒食症。
その話を聞いて、アタシはやっぱりね・・・って言う感じだった。
ダイエッターに多い拒食症、過食症
ダイエットって真面目な人ほど成功する確率は高いと思う。
特にストイックな人。自分に厳しい人。自分自身を律する事が出来ない人はダイエットは成功しないとアタシは思ってる。
けれども、いろんなダイエッターを見てきたけれど、真面目過ぎる人もダイエットには向かないのかなという気もするんだ。ダイエットってある意味ストイックでありながらも、大雑把な面も必要だったりするの。
体重って毎日変わるものなんだ。それこそプロボクサーのように体を絞りに絞った人なら別だけれども、アタシたちパンピーなダイエッターの場合は、その体重は毎日かなりの幅で変動するものよ。
でもそれがストイックさが過ぎると1キロ、2キロの変動が許せなかったりする。
そして真面目にダイエットしたいと思う気持ちが強いあまり、結果にもシビアなものを求めすぎてしまう。だから、極端にごはんを食べないって事に走ってしまうのね。
ダイエットってあまりにも頑張り過ぎると、効果が出ない時に強いストレスを感じてしまう。
そのストレスは溜まりに溜まって行くとやがては人の精神も正常ではいさせてくれなくなるものなんだ。
ダイエッターに拒食症とか過食症が多いっていうのはつまり、そういう事ね。
拒食症と過食症
痩せたい気持ちが強過ぎると食べる事にとてつもなく大きな罪悪感を感じてしまう。
特に体型が気になる若い子に拒食症は多い。それにアタシのママ友みたいにモデルさんにも拒食症の人はたくさんいるもの。拒食症って食べてもすぐに吐いてしまったりする。
それは食べる事に罪悪感があるから、無意識のうちに食べたものを吐きたくなってしまうのね。
もしくはアタシのママ友のように食べたものはすぐに吐けば良いって思ってしまうケースもある。
一方で過食症は拒食症がピークまで達すると今度は一転してひたすら食べまくるようになってしまうの。そうなってしまう理由はやっぱり拒食症でも過食症でもストレスにあるみたい。
だから拒食症と過食症は交互にそれを繰り返す人が凄く多い。
こうなるときちんとした治療が必要よね。なにしろ拒食症と過食症はメンタル的な部分から来ているのだから。
ピンと来たらすぐにダイエットをやめよう
ダイエットって人生の中では必要なものだってアタシは思う。
キレイなカラダをキープしている人って内面もキレイな人が多いし。そういう人は素晴らしい人生を歩んでいると思う。
けれども、ダイエットのせいで人生を台無しにしてしまうっていうのは、本末転倒だと思う。ダイエットは痩せる事だけが目的じゃないの。
ダイエットの本当の目的地はビジュアル的にキレイになる事で自分自身に自信を持つ事、そして人生のモチベーションを維持する事じゃないのかな。
なのに痩せることだけに目を向けてしまうと、内面の美しさを追求する事をついうっかり忘れてしまうんだ。そうなるとはたから見ても全然魅力ある人には見えなくてよ。
そういうスパイラルに陥ってしまう人って真面目過ぎる人が多いように思う。
だから、少しでも拒食症、過食症かなって思ったらすぐにダイエットはヤメて欲しいと思う。
ダイエットをヤメて一度、自分を全てのプレッシャーから解放してあげよう。そうしないと自分自身、次のステージに登る事は決して出来ないよ。
ダイエットは言ってみたらライフワーク。一生続けるべきものなの。
けれどフルマラソンを全速力で走り続けるって事はまず、無理デショ?ダイエットもおんなじだよ。少しでもキツいなと思ったら立ち止まる事も人生の中では大事な事。
で、少し落ち着いたらまたダイエットを始めればいいんだ。
ダイエットに頑張ろうといつもアタシは言っているけれど、たまには立ち止まる事も大切ってことかな。

のんびり行こうよ、人生は。