ダイエット中のパパ、ママに伝えたい。自分のダイエットと子供の食育について考えてみた
2017/10/07
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最近、流行っているダイエットに炭水化物制限ダイエットとか糖質制限ダイエットがありますね。
それ自体、Amiは否定的な考えを持ってるんですけど、さらに衝撃的な話を聞いちゃったので、ここでその件をしたためることに。
ご両親(特にママ?)が炭水化物制限ダイエットをしているために、子供の食事にまで影響が出てるらしい・・・。
具体的には子供も炭水化物なんかが入った食事をほとんど摂らない生活を送っているようなことあるみたい。ちょっとそれって、問題だと思う。
親のダイエットで子供の食事に影響が
この間、PTAの集まりでママ友と話をしていたら、衝撃的な話を聞きました。
そのママ友、子供は2人いて上の子供は中学生なんだとか。この話はその中学校でのこと。なんでも、最近家から持参するお弁当にごはんが入っていない子供がいるらしい。
えっ〜?じゃあ何が入ってるの?って思わず聞いちゃった。
そうしたら、炭水化物の類は入っていなくて、お肉とかフライとかが入ってる。しかも冷凍食品ばっかり。どうやら、その子のママ、炭水化物制限ダイエットにはまってるって。
だから自宅での食事はママだけじゃなくて、家族全員、糖質が含まれてる食事は最近全然摂っていない。
多分、そのママは人間にとって必要な栄養が何なのか、知らないんでしょうね。
人間にとって、タンパク質、脂質、炭水化物(糖質)は生きていく上で欠かせない栄養。
3大栄養素って言われてます。このうち、糖質を含む炭水化物って最近では太る原因って言われて痩せたい女子の間では目の敵にされています。
でも、炭水化物って人間が代謝を行う上で必要な栄養素なんです。
特に脳の代謝には糖質ってすごく大切。
糖質が不足すると頭がボーッとするって言いますよね。我が家の旦那くんは会社で大切な会議がある時なんかは朝食にバナナを1本食べて行くくらいです。
大人だって脳がきちんと働くためには糖質が必要なのに、育ち盛りの子供たちが糖質を制限しちゃったらどうなるんでしょう?学校で授業に身が入らない?
ううん、問題はそれだけじゃないと思う。
特に小学生、中学生って体はまだまだ成長を続けています。そんな時、本来必要な栄養素が不足したら成長に支障をきたしちゃうって思うんです。
この間、ラジオで栄養士の方がこんなことを言ってました。
「炭水化物制限ダイエットは確かに痩せるけれども、炭水化物とか糖質を制限した生活を何年も続けたら、どのような影響が出るのか今現在ははっきりとわかっていない」って。
確かにそうですよね。
炭水化物制限ダイエットって注目を浴び出したのは最近ですから。既に何十年も炭水化物制限ダイエットの経験がある人ってほどんと聞いたことがない。
食事って人間の体を作る基本的なこと。
そんな大切なことにおいて、特定の栄養素を長い間摂らなかったとしたら、やっぱり体に何らかしらの影響を与えてもおかしくないってAmiは思います。
特に三大栄養素の一つである炭水化物を意識的に、しかも極端に長い時間、制限していたら大人だって影響が出てきちゃうんじゃないかって心配です。
例えば、認知症が進んでしまう原因になるとか(あ、これ、あくまでも推測ですよ。Amiはお医者さんではないので詳しいことはわかりません)。
体が成長しきった大人でも将来にもたらす影響がわからないのに、子供の場合、どうなっちゃうんだろう。とても心配になりました。
ダイエットの本当の意味って?
ダイエットっていうと、「痩せる」とか「減量」ってことだと思いますよね。
Amiもこのサイトでダイエット=痩せるっていう内容で記事を書いていたりするので、誤解をされている方がいるかもしれませんけど・・・
ダイエットって言葉の意味、いろんな説あるようです。でもいろいろ調べていくと、正しい食事をすることって意味らしい。
正しい食事っていうのは、栄養、量ともバランスの取れた内容を言います。
少なくともAmiはそう解釈した。正しい食事をすることで体は健康になって、結果として痩せるていくものです。つまり痩せた状態って健康になるってことなんですよね。
この考え方にAmi自身が行き着いた時、目からウロコでしたわよ。
だって、間違ったダイエットに振り回されていた頃は、◯◯がダイエットに良いらしいなんてことを聞けばAmiもそんな情報に振り回されて◯◯だけをひたすら食べる日をずっと続けていたからね。
Amiみたいな人がいっぱいいるから、〇〇ダイエットって特集をテレビでやった次の日はスーパーから〇〇が消えちゃうようなことが起こるんです。
そんなダイエット方法では確かに痩せることもあったけど、やっぱり栄養的にはバランスが悪い。
例えばヨーグルトが痩せるって評判になって、ヨーグルトだけずっと食べ続けていました。でも、やっぱり栄養に偏りが出てきちゃってお腹は壊すは、痩せたとしてもゲッソリとしちゃってビジュアル的にすごくカッコ悪い体型になった。
でもその頃は痩せることが一番の目標だから、体の調子が多少悪くなっても構わないって意識が心のどこかにあったのも事実。
今なら、そんなダイエットは間違ってもしませんけどね。
体に良くないし、続けることができないから。でも、世の中、ダイエットの正しい知識をきちんと持っていないで、まだまだ情報に踊らされてちゃってる人って多いんですよね。
そういう人にAmiがお伝えしたいのは、ダイエットの本当の意味。
ダイエットとは痩せるってことだけじゃないってこと。あくまでも健康になって、その先に結果として痩せるということが待ってるってこと。
ある意味、このサイトでいろんな記事を書いてますけど、一番皆さんにお伝えしたいのは健康が大切だってことかも。
多分、こういうことって痩せたいって気持ちが強すぎる人には届かない言葉かもしれません。
だって、健康になるためには少し時間がかかるんですから。
痩せたい!って思ってる人はできれば短期間で痩せたいって思うもの。1ヶ月後じゃなくて1週間。いいえ、できれば明日にでも痩せたいって思っちゃいますよね。
そんな時にテレビとかネットで◯◯日で◯◯kg痩せた!なんて情報があれば飛びつきたくなっちゃうもの。
でも、それで飛びついても結果はうまくいかないと思います。だって過去に流行った◯◯ダイエットの中で今でも流行ってるものありますか?ないですよね。
確かに過去に流行った◯◯ダイエットって中には痩せるものがあると思います。
でもそれだけを集中的に続けるダイエット方法は間違い。バランスよく食事を摂って、適度な運動をする中で一つの方法として〇〇ダイエットを取り入れるなら問題はないってAmiは思います。
例えば、バナナダイエットをするんであれば、朝1本食べるってことにする。毎食バナナだけを食べるのは誤り。
ダイエット=痩せるってことじゃない。まず、それを理解しないとこの問題は解決できないかな。
子供が必要とする栄養
同じ話をするかもしれないけれど、子供の体は成長を続けています。
体が作られている途中なので、きちんとした栄養が必要。脳がきちんと働くためには糖質が欠かせません。それに炭水化物が不足すると赤血球、神経系などの機能を低下させちゃうんですね。
タンパク質は筋肉、内臓、血液にとって必要なもの。
これもママ友の話ですけど、タンパク質が豊富な大豆は一切家では食べてないって言ってました。理由は大豆イソフラボンのせいで生理不順になっちゃうから。
そんな時、Amiは「ふ〜ん」って冷めた思いで話を聞いていました。
心のどこかで「それってお前だけの都合だろ?」って思ってた。要はバランスよく大豆を食べていれば良い話なんです。食べ過ぎなければ全く問題ない。
それが偏った知識だけで大豆は良くないって思っちゃって、子供にも食べさせないって変な環境を作り出しちゃってる。
あ、もちろん大豆じゃなくて他のものでタンパク質をきちんとそのママのお子さんが摂っていたとしたら全く問題はないんですけどね。
子供の成長を考えよう
あまりにも、自分の都合を子供に押し付ける親が多いと思う。
炭水化物ダイエットするために家では一切、炭水化物を排除して子供にも食べさせない。
最近ネットでも話題になった、回転寿しでネタだけ食べてシャリを全部残してお皿の上に山積みにしていた女性の話。
もし、その人がママだとしたら?ママがそういう食事の仕方をしているのを見て、子供は良い影響を受けるかしら?そうなると子供の栄養面についての話だけじゃないと思います。
子供の成長を考えたら、きちんと栄養のバランスの取れた食事をさせてあげることが大切。
そこには大人の事情は関係ないんです。極端なダイエットをしたいのなら、子供に影響を与えない所でするべきだって思うんです。
まとめ
最近、ママがダイエットに一生懸命になるあまりに、子供の食事にまで影響を与えてしまってるケースが多いようです。
でも、子供にとって食事ってとても大切なこと。なんて言っても体は成長を続けている最中なんですから。
体が必要とする栄養をきちんと食事からバランスよく摂らないといけませんよね。
あまりにもダイエットの意味を知らない人が多いように思います。
それは間違った情報を流すテレビとかネットの悪いところでもあるんだと思いますが・・・。ダイエットとは健康になることなんだと思います。
健康になれば、必然的に痩せることもできちゃう。それがダイエットの本当のことなんだとAmiは確信しています。
痩せたいっていうのは自分の都合。体が成長を続けている子供には当てはめちゃいけないこと。だから、子供の食事のこと、きちんと考えてみませんか?